franz35toro’s diary

メモパッド

メモ: こんにちの絶望

参りました。自分は今絶望しています。それは大きく黒く分厚く重く沈んで、僕を優しく包み込んでいます。


これを書くのはとある夜の日。通話相手の憂鬱を聞いて慰め、頼りのない論理に基づく助言を少し贈ったあと、悲しくなってしまいました。暗い過去。ああ仄かな火が乾いた溝を照らす。

自分を憎む人

繰り返す寝坊

続かない意欲

結果を齎さない反省と再出発に辟易して一度絶望してみると、綺麗な紺一色に染まって拭えない。とても楽な気持ちだけど、立ち上がれない、握り拳にもう力は入らない。人生で一番悲しい演繹で全ての道が途絶する。悲しいね、いずれ灰燼になる。辿るどの道もきっと同じ過ちを繰り返す。空は遠く希望は星のように瞬いてすぐ消える。

自分を裏切る自分に怯えた過去。悩んだ日々、皺を寄せて確かに考えた策。眠れば昨日のコマ送り。悩んで寝て同じ日々。解像度は下がり、すぐそこに「諦め」が手を伸ばせば届く距離になった。ああ!それに触れてはいけない。たちどころに体は楽になり、脳は重力に従って垂れ、めでたく皆苦の環を抜ける。しかしもう戻れないよ。いずれ薬は巡る。再四頑張ることの意味を棄却してしまったからには、馬鹿馬鹿しくって、もう走れなくなる。走らなくなったんだ、俺は!臍窩のような窪みに尻餅突いた僕は起き上がれないのだ。どうか力を借りて立ち上がりたいがうまく出来ない。その隙に黒い雲は現れて、すっと頭に噛みつくようだ




やあ、この辺で